よちよち

先日Tシャツを約10枚捨てた。何年間も着てなくてサイズが流石に小さくなったものやもう気に入らなくなった色柄のものなどである。捨ててどうなったかというと、引き出しに余地が生まれたのだ。今までは新しい服を入れる余地がなく、溢れるくらいパンパンに詰まっていたが、ようやくスペースができて綺麗に収納することができた。発見である。

 

服に限ったことではないが、そもそもなぜ更新されないかというとまだ使えてしまうからだ。僕は物を使えなくなるまで使う。例えば靴や靴下は穴が開くまで履き続けるし、鉛筆は鉄臭い補助軸を使ってまで残り2cmになるまで使う。

 

その物が持つ役割を果たせなくなるまで使い続ける。そうしているとだいたいの製品の設定寿命よりも長生きするのだ。だが長生きするのは一種の祝福であると同時に呪いでもある。

 

今回の件で余地というのは大切だなと。捨てることで生まれるのだ。